【読書日記】チコちゃんと学ぶ チコっとブッダの言葉

本紹介
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こんにちは、管理人のみしぇるです。

今回は密蔵院の和尚さんである名取芳彦さんが監修された「チコちゃんと学ぶチコっとブッダの言葉 心を育て、強く生きる!」(2022年著)を紹介します。

こちらはNHKで人気の「チコちゃんに叱れる!」のチコちゃんが案内役で登場するチコっと古典シリーズの第二弾です。

ブッダの言葉ってどんなもの?

仏様の教えなんて難しそう・・・

ブッダ=仏教=宗教。だから無宗教の自分に関係ない!と思う人や、

大昔に生きたブッダの言葉が、文明が発達した現代の私たちに何か役に立つの?と疑問に思われたり、

時代錯誤の価値観が書かれているのではと思われたり、

どうせキレイ事が書いてあるんでしょと思われる方もいるかもしれませんが、

昔の人だからと言ってあなどらないでくださーい!

ブッダは人間の悩みの本質をズバッと教えてくれています。

ブッダの言葉を知れば、「2500年前の人間も、今の人間も同じことで悩んでいるのか・・・(驚)!」と気づかされるのです。

では一体人間はどんな事で悩んで、どうすれば悩みから解放されるとブッダは教えているのでしょうか。

この記事はこんな人に向いています。

・ブッダの言葉に興味がある
・子ども(小学生以上)だけど悩みがある
・悩みごとがあって、それから楽になりたい
・哲学に興味があるが、難しいのはイヤ

では早速見ていきましょう。

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目次紹介

  • はじめに
  • 登場人物紹介
  • 「ブッダの言葉」って知ってる?
  • ブッダってどんな人なの?
  • この本の見方
  • 第1章 強い心をつくるには?
  • 第2章 よいこと、悪いことってなに?
  • 第3章 家族や友だちと上手につき合うには?
  • 第4章 これからの人生を前向きに生きるには?
  • おわりに

\目を使いたくない方にオススメ!「耳で聴く本」/

穏やかな心を手に入れる「ブッダの教え」オススメ 5選

分かりやすくてすぐ活かせる教えってあるの?

本書から、穏やかな心を手に入れるブッダの教えを6つご紹介します。

思いどおりにならなくてイライラする時 

「思いどおりにならないことがあるのは、自分で自分の欲に振り回されているから。自分だけが自分のこころをいやすことができるんだ。」(本文引用)

がんばっているのに誰も褒めてくれない!周りの人やモノが思った通りに働かない(動かない)!など、自分の思い通りにならない状況になることってよくありますよね。

でもそういう思いになるとき、イライラの対象は「自分ではどうにもならない」人やモノや事であることに気づきましょう。

自分ではどうにもならないことにイライラするのは、心は疲れるし、時間のムダです。

そんなことと言われてもイライラは収まらない!という人は、「天気」を思い出してください。

「自分ではどうにできない」空に向かって、怒りをぶつけたりしないですよね。

せめて自分がコントロールできるところで快適に過ごそうと思いませんか?

天気予報のチェックを忘れないとか、テンションの上がる傘や長靴を使うとか、です。

自分以外のものは自分でコントロールできません。

自分ができることを考えて、それ以外のことは前向きに諦めましょう。

そうすればイライラもだんだん小さくなっていくはずです。

人からどう思われているか気になる時

「かしこい人は、責められたり、ほめられたりしても落ち着いている。それは自分の心が深い湖のように清らかだからだ。」(本文引用)

上記の言葉はブッダの言葉ですが、これを名取和尚が解説すると以下のようになります。

「人に何かを言われるたびに喜んだり、落ち込んだりしていると、だんだんつかれてきてしまう。自分という人間は同じなのに、人の意見で、自分の値打ちが上がったり下がったりするように感じるからだ。(人から何を言われても)どっしり落ち着いて」いよう。(本文引用)

1つ目で紹介したように、「自分ではどうにもできない」世間や他人からの評判に一喜一憂していたら、心は疲れるし、ムダな時間が増えていきます。

人間は本能で、人目や人からの評判を気にしてしまいますが、私たちのエネルギーや時間は有限です。

耳を傾けるべき意見かどうかを聞き分けて、心が疲れないように気をつけましょう。

ほしいものを買ったのに「もっともっと」と思う時

「お金が雨になって降ってきても、人は「もっともっと」と欲をだしちゃう。欲って、つい食べちゃうまずいお菓子みたいなものなんだ。」(本文引用)

2500年前の人間たちも、お金がもっとほしいと悩んでいたようです。

時代が変わっても人間はこの欲望に振り回されています。

一般的な人が、心と体の健康を保ったまま、かつ安全にお金を稼ぐ・増やす方法はそんなに多くありません。

なのに「あれも、これも、もっともっと欲しい!」と望んでばかりいると、それを手に入れるためにお金稼ぎにがんばる人生になってしまいます。

「みんなが持っているからほしい」「人よりも高いものがほしい」「新しいものがほしい」・・・

もしこのような他人と比べる価値観のもとお金を稼ぐ・増やす競争に参加していると、一生終わりが来ない競争に参加して積極的に心を疲弊させに行っているようなものです。

なぜもっとお金がほしいのか、自分の本心と現状をしっかり見つめるようにしましょう。

欲しいもの、必要なものは、もうすでにあるかもしれません。

いいものはひとりじめしたい!と思う時 

「手に入れたら、ひとりじめしたくなるし、いつかなくなるんじゃないかって不安になる。欲ばらないほうが、気持ちが落ち着いて、幸せかもね。」(本文引用)

人の脳は、一度手に入れたものは手放したくないと思うようになっています(保有効果)。

そのため、手に入れたものがいつかなくなったらどうしよう・・・、仲の良い友人(あるいは恋人)が他の人と仲良くなって離れていったらどうしよう・・・と不安になることがあります。

でもそれでは、せっかく手に入れたり、仲良くなっても、わくわくと同時にいつ失うか分からない恐怖で心は落ち着きません。

そういうときに役立つ考えとして、「永遠に(100%)自分だけのものにしておきたいと願わない」ようにするのがいいと本書で紹介されています。

相手を疲れさせない、自分も疲れないことを心がけると、ちょうどよい距離感が保てるようになるのです。

アイツがにくい!しかえししたい!と思う時 

「人をにくむと、相手にも伝わる。にくしみを忘れ、楽しくいきることで、争いはなくなるんだよ。しかえしは争いのもの。」(本文引用)

自分の大切な時間を、嫌いな人のために使うのはもったいないです。

わざわざ食べたくもないまずい料理にお金を払って食べに行くのと同じくらい、ムダでもったいない時間です。

「嫌う」行為は時間もエネルギーも使うので、とにかく「嫌いになるのをやめる」ことが大切です。

だからといって仲良くなるとか、好かれようと愛嬌を振りまくこともする必要はありません。

とにかく嫌いな人のために使う時間とエネルギーを、限りなく減らしていくことを意識することがおすすめです。

まとめ

密蔵院の和尚さんである名取芳彦さんが監修された「チコちゃんと学ぶチコっとブッダの言葉 心を育て、強く生きる!」を紹介しました。

子どもむけに書かれている本書ですが、哲学と全く無縁だった大人や、難しいことを考えるのは苦手な大人にも役立つ本です。

日頃から心が疲れていると感じられている方はぜひ読んでみて下さい。

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編集後記

子ども向けだけど、大人にこそ響く。

最近いろんなメディアに登場している経済学者の成田悠輔さんに影響されて、哲学の本をちょこちょこ読んでいます。

成田さんが哲学を読んでいたかは知りませんが、発言からそうじゃないかと思いました。

その流れで「ブッダの言葉」を読んだんですが、2500年前の人間も現代の人間も中身が変わってないことが分かって残念なような、面白いような、驚きを持ちました。

それにしても成田さん、知能が高くて、数字が扱えて(論理があって)、人間の本質も語れる教養も持っていて、ユーモアもあって、もはや人類の最高峰って感じですよね(笑)

ホリエモンとは別の意味で人類最強です!

(あ、成田さんは「体力ない」と言っていたので最強ではないのかな(笑)?)

ちなみに、ブッダは29歳で出家して35歳で悟りをひらいたそうです。

私の想像より、悟りひらくのに時間かかってなかったー(驚)!

でもひらめくってそういうことなのかもしれないですね。

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