【読書日記】サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる

本紹介
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こんにちは、管理人のみしぇるです。

今回はローラドイルさんが書かれた「サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる」(2007年著)を紹介します。

最近、夫(彼氏)に不満しかないわ!

妻(彼女)との関係が悪くなってきた…

付き合い始めは仲の良かった二人なのに、月日が経つとだんだんと険悪になっていくことってありますよね。

「このくらいの家事、言わなくてもできるでしょ?!」

「もっと私の気持ちを考えてよ!(なんで言わないと分からないのよ?!)」

などなど、月日が経つと相手に不満がでてくることがありますよね。

私も夫に対してイライラすることがあります。

口にこそだしませんが、上のようなことを思ったり、態度で匂わせてしまったり…

じゃあ、その不満をどのように対処したら、円満な夫婦関係(パートナー)関係に戻れる、あるいは続けられるのでしょうか。

この記事はこんな人に向いています。

・恋愛論に興味がある人
・パートナー(妻・夫)に不満がたまっている人
・人間関係(家族含む)に悩みを抱えている人

では早速見ていきましょう。

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目次紹介

  • プロローグ 「大切な人」の心を離さない「サレンダード・ワイフ」
  • チャプター1 男の「自信」は、女のからの「尊敬」でつくられる
  • チャプター2 「一歩引く」この賢さから魅力があふれだす
  • チャプター3 自分を大切にして笑顔がなくならないようにケアしよう
  • チャプター4 あなたの望みが、つぎつぎかなう「話し方」
  • チャプター5 家計は思いきって全部、彼にまかせましょう
  • チャプター6 女の「感謝の言葉」は男を英雄気分にする
  • チャプター7 ふたりが「いい関係」に変わる新しい習慣
  • チャプター8 女が「期待」すると、男は奮起できる
  • チャプター9 男と女の違いがふたりの愛を深める
  • チャプター10 男らしさと女らしさを引き出すセックス
  • チャプター11 女はときには「女優」に、ときには「外交官」に
  • エピローグ あなたが幸せだから、彼も幸せなのです

この本のメインテーマ

この本を通して著者が最も伝えたいこと。

それは「結婚生活を気持ちよく過ごしたいなら「一歩引く」ことを実践しよう」ということです。

「自動車を運転するとき、人は運転規則に従って赤信号で止まり、曲がるとときは方向指示器をだす。そうしないと、周囲の車の流れにうまく乗ることができない。もしも、気が向いたときにだけ赤信号で止まったりしていると、そのうちにかならず事故を起こすだろう。同じことが結婚生活についても言える。衝突をさけるためには、気が向かなくても道をゆずらなければならないことがある。

本文引用

この本は「サレンダード・ワイフ(降伏した妻)」というタイトルから分かるように、結婚した女性に向けて書かれています。

なのでタイトルだけ聞くと、自分には関係ないと思われる方もいるとおもいますが、この本に書かれている内容は、結婚した夫婦にだけでなくどんな人間関係にも通用する考え方です。

男性同士、女性同士、友達、親子にも通用する人間関係をより良くする考え方の一つを紹介した本です。

この本は、人間関係をより良くしたいと思うすべての人に、参考となる考え方を示した内容になっています。

\目を使いたくない方にオススメ!「耳で聴く本」/

男女関係だけじゃない!すべての人間関係に使える考え方 3選

男女関係だけじゃない考え方ってどういうこと?

カップル向けの本ですが、その中からカップル以外の人間関係にも役立つ考え方を紹介していきます。

相手をコントロールしたい気持ちを手放す

自分が思い描く理想の動作(状態)を、相手ができないとイライラしたりしませんか。

例えば、洗い物を頼んだとします。

洗い物の置き場所や置き場が、いつもあなたがやっているのとは全然違うものになるかもしれません。

実はうちの夫がそうなのですが、「なにその洗い方!?」「なにその置き方!?」と思ったりします。

彼の名誉のために付け加えると、一応最終的に食器はキレイになっています。
(ただその置き方では水の逃げ場がなくて内側が乾きませんが・・・。などは思う(苦笑))

家事はやり慣れている主婦(主夫)のやり方が正解と思うかもしれません。

それが一番効率がよく、それが一番正しいはずだと。

でも、カップルの関係、人間関係においては、それは正解とは言えないし重要でもありません

なぜなら、自分の考え(常識や正解)を相手に押し付けることは、相手をコントロールしようとすることだからです。

相手をコントロールすることによるデメリット 2つ

相手をコントロールしようと思うと、デメリットが生じます。

それがこちら↓

① 自分が疲れる
② 相手がこちらを避ける

① 自分が疲れる

相手を自分の思ったようにコントロールするということは、私たちは相手を管理しないといけません

(この時はこうしなさい!、その時はこうしなさい!といちいち指示を出す、など。)

相手と会うたびに管理することをしていたら、自分自身が疲れるだけです。

② 相手がこちらを避ける

自分の意見が通らない、意思を尊重してもらえないなどコントロールされていると思うと人は、コントロールしようとする人を避けるようになります。

自分に置き換えると分かると思いますが、人は自分を認めてくれる人を好きになります

その反対に、自分のこと(意見や意思)を否定してくる人とは一緒にいたくないと思うのが自然な感情です。

コントロールしないために

家事も、子育のお世話も、家計も、仕事も、相手のやり方が自分のやり方と違ってもOKと認識しておくのです。

自分のやり方に比べて効率的でなくても、あるいは思ったような結果にならなくても「仕方ない!」「OK!」と認識しておくのです。

私たちにできる一番ラクで相手と衝突しない方法は、相手を信じて、相手のやり方で課題を解決するのを待つ、という姿勢なのです。

やり方や順番が自分と違っても、相手を信じて、相手に任せる。

自分に優しく!良い気分でいよう

家事でも、子育てでも、家計でも、仕事でも、できることをできるだけ自分でやろうとしていませんか。

「自分は家事も、子育ても、家計も、仕事も精いっぱいがんばっているのに、なんで相手は自分に任せっぱなしなの!?もっと協力してよ!」と思っていたら要注意です。

人は「『犠牲になっている』と思うと、人にやさしくできない」と著者は言っています。

さらに著者は、自分が良い気分でいられないときや、「『自分のための時間』がないと、みじめな気持ちになる。みじめな思いをしているとき、楽しそうにしている人を見つけてはお前のせいだと言いたくなる」のが心情、と言っています。

つまり、パートナーや身の回りの人と仕事を分け合うことをせず、一人で抱え込んでいっぱいいっぱいになっていては、人にやさしくなることはできないのです。

良い気分でいるために

著者は「セルフケア(自分にいいことするの時間を持つ」ことをすすめています。

そのために、

① 自分のやりたいこと・楽しいと思うことをやる
② 自分の代わりにやってもらう

を見つけて実行する。

① 自分のやりたいこと・楽しいと思うことをやる

例:散歩に行く、好きなテレビ番組をみる、用事を済ませるために早起きするというのをやめてゆっくり朝寝坊する、ゆっくりお風呂に入る など

② 自分の代わりにやってもらう

例:献立や後片付けから解放されるために出前を取る、掃除を自分でやる代わりにハウスクリーニングを頼む、ベビーシッター(保育時間)を延長する、子どもにお手伝いさせる、など

セルフケアの時間を持てるようになれば、私たちは「良い気分」になり、パートナーや家族、友達、仕事仲間と「いい関係」を築けるようになるのです。

良い気分」から「良い関係」は生まれる。(本文引用)

相手に敬意を払う

相手の意見や意思、価値観や労力に敬意を払っていますか?

「コントロールしない」にも通じますが、相手に敬意を払うことは人間関係においてとても大切です。

たとえば、相手のファッションを否定したり、相手が下した決定をくつがえしたり、頼まれてもいないのに次から次へとアドバイスしたりしていませんか。

こうした態度はパートナー関係だけでなくどの人間関係においても百害あって一利なしです。

「彼について悲観的なコメントをするのは害を及ぼすだけでなく、時間の無駄でもある。ふたりの関係を率直にながめてみると、否定的なコメントによって何かを達成できた試しがないことがわかるだろう。」と著者は言っています。

プレゼントも「ありがとう!」で受け取ろう

人から何か贈り物をもらっても、好みじゃないこともありますよね。

そういうときも、「ありがとう!」の感謝の言葉を伝えること、と著者は言っています。

大事なのは、相手が自分の期待通りのものを持ってきてくれなかったことではなく、相手なりに自分を喜ばそうと努力してくれたことに目を向けることです。

自分のがんばりや労力を肯定されて、嫌な気持ちになる人はいません。

人は、前向きに認められ、信頼と敬意を示されると、それに応えようとする。(本文引用)

まとめ

ローラ・ドイルさんの「サレンダードワイフ 賢い女は男を立てる」を紹介しました。

この本は、夫婦における人間関係について書かれているのですが、その内容はどんな人間関係にも当てはまるものでした。

恋愛、結婚生活に悩みのある方も、そうでない方も、人間関係の一つの考え方としてぜひ参考にしてみて下さい。

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編集後記

管理人
管理人

タイトル見たとき、昭和的な内容かと思いました。

実はタイトルを見た時、正直「うっ」と思いました。

「賢い女は男を立てる」という言葉に、完全に昭和時代の理想女性像が浮かんだからです…。

読んでみたら中身は全然違っていたので安心しました。

もしかしすると、昭和の価値観を知らない今の世代の子だったらなんとも思わないのかもしれません。

でも昭和を知っている世代には、このタイトルは「あれ、時代に反してない??」と心配になりました(苦笑)

私はこの本は、夫婦関係もそうですが、親子関係にも使える考え方だと思いました。

子どもやパートナーは、家族という近い人間ですが、自分の所有物ではなく一人の別の人間だと考えると「コントロールしない」「敬意を払う」といのは大切なことだと思いまいした。

そしてそれをするために、積極的に「良い気分になる」ように工夫するのが大切なんだと。

家庭内平和のためにも一日に最低1回はセルフケアの時間を持とうと思いました(笑)

私の場合は読書かな~。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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