こんにちは、管理人のみしぇるです。
今回はアンガーマネジメントコンサルタントの安藤俊介さんが監修された「怒りをコントロールする アンガーマネジメント」(2019年著)を紹介します。※この本は小学生向けです。

カッとして余計なことを言ってしました…

子どもについつい怒りすぎてしまう
普段過ごしている中で、イライラすることってありますよね?
私もよくイラっとすることがあります。
最近イラっとしたことは、スーパーの駐車場で隣の車がうちの車にすごく寄せて停めたのを見た時です。
私、めちゃくちゃ乗り込みにくいんですけど(泣)!
あとは、職場や近所で挨拶を無視されたり、横断歩道に歩行者がいるのに平気で行っちゃう車と出会ったとき、すごくイライラしました。
怒りが沸き上がると、それだけでエネルギーを使って疲れますよね。
じゃあ、どうしたら「怒り」に振り回されずにすむのでしょうか。
この記事はこんな人に向いています
・怒りたくないのに怒ってしまう人
・怒ることに疲れている人
・怒りの対処法を知りたい人
・怒りで失敗したことがある人
では早速見ていきましょう。
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目次紹介
- 1章 怒りってなんだろう?
- 2章 瞬間的な怒りを鎮めよう
- 3章 怒りをコントロールしよう
- 4章 上手な怒り方をマスターしよう
- アンガーマネジメントワーク
この本のメインテーマ

この本が最も伝えたいこと。
それは「アンガーマネジメントを学んで、怒りに振り回されず、より良い人間関係を築けるようになろう」ということです。
アンガーマネジメントとは、「怒りの仕組みを知って、怒りをコントロールし、上手な怒り方をマスターする」ことです。
怒りの多くは、「人」が原因です。
怒りの仕組みが分かれば対処法が分かり、人と付き合いやすくなりますし、疲れにくくなります。
この本は子ども向けの本なので、子どもが読んで理解しやすいようにまとめてありますが、大人が読んでも、やり方は同じです。
この本は、職場、学校、習い事、ご近所、親戚、家族すべての人間関係に使える「怒り」の取り扱い方を紹介した内容になっています。
\目を使いたくない方にオススメ!「耳で聴く本」/
「怒り」の正体

なぜ人は怒るのでしょうか。
「怒り」は「出来事」そのものよりも、私たち自身が行う「意味づけ」により生まれます。
意味づけとは、「この出来事はこういう理由で起こったんだ」という解釈のことです。
この意味づけをマイナスな見方で行うと「怒り」が生まれます。
何か出来事が起きる → 出来事にマイナスな意味づけをする → 怒り!
マイナスな意味づけをしてしまう原因には、相手や物事が「~あるべき、~するべき」という自分の理想の状態と違うからというのがあります。
「怒り」をコントロールする方法 オススメ9選!

怒りをコントロールするってどうやって?
「怒り」はとても大きなエネルギーです。
マイナスに使うと人や自分や物を傷つけるので、プラスに使えるようにコントロールする方法を見ていきましょう!
この本の中からオススメのものを9つご紹介します。
怒りを鎮める編
思考をストップする
怒りが湧いてくると、「原因はなんだ!?」や「解決策はないか?!」などいろいろな考えが頭に浮かんできますよね。
でもそうやって「怒り」について頭を使っているうちは、怒りは収まってくれません。
なので、あえて頭の中で「ストップ!」と唱えて、頭の中を真っ白にしてください。
マイナスな意味づけをしないために、この方法は有効です。
その場からいったん離れる
スポーツで流れが悪くなると、監督が交代やタイムを取りますよね。
それと同じで、その場から一度離れて、時間をおいて冷静さを取り戻します。
その場を離れたら、軽く運動したり、楽しいことや好きなことを思い浮かべるようにします。
「今、ここ」に集中する
怒りが強すぎて、頭を真っ白にできない人や、楽しいことや好きなことを思い浮かべられない人は、目の前にあるものをただ観察してください。
観察するには集中力が必要なので、余計なことを考えなくてすみます。

私は「その場を離れる」方法が一番効果があって、簡単にできるなと思っています。
怒りをコントロールする編
許せる範囲を広くする意識を持つ
日頃から許せる範囲を広げる意識を持ちましょう。
同じ出来事を見ても怒る人もいれば、怒らない人もいる。
自分の許せる範囲が極端に狭くないか、もっと広げられないか意識して生活してみましょう。
穏やかに振る舞うことにチャレンジする
「今日1日穏やかに振る舞う」と心に決めて、やってみましょう。
ここで大切なのは、怒りを感じても「穏やかに振る舞う」ことです。
「怒らない」のではなく、「怒りを感じても穏やかに振る舞う」ことができる自分にチャレンジするのです。
怒りに振り回されない自分を、練習して作っていくのです。
怒りには「近づかない、巻き込まない」
怒りは伝染する性質があります。
なので、怒っている人には近づかないようにしましょう。
また怒りは強いものから弱いものに向かう性質もあります。
おとなしい人や子どもなど、自分にとって弱者にあたる人を巻き込まないように気をつけましょう。
そして、怒りは他人や自分、ものにぶつけたくなるような攻撃性もあります。
怒ったときの自分が何に当たることが多いかを知って、怒りで失敗することを減らしていきましょう。

怒ったとき、ドアをバーン!って閉めちゃいます。
壊れたら自分が悲しいだけだから、やめないと・・・
上手な怒り方をマスターする編
怒る基準を同じにする
気分や相手によって怒る、怒らないが無いように、日頃から自分の怒る基準を決めておきましょう。
なぜなら気分や相手によって態度を変えていると、周りの人から信頼されなくなるからです。
怒るときは耳を傾けてもらえ姿勢(態度)を意識しましょう。
相手の人格を否定しない
怒っているからと言って、相手の人格を否定する言葉を使ってはいけません。
(例えば、バカ、むかつく、黙れ、うざい など)
なぜなら、それでは相手は反発するかショックを受けてしまい、本当に伝えたいこと(直してほしいことややめてほしいことなど)が伝わらないからです。
怒るのは直してほしい(やめてほしい)相手の具体的な行動について怒るようにしましょう。
原因探しより解決策を考える
「なんでこんなことをしたんだ!」といった、「なんで」「どうして」と原因を追究するよりも、「どうしたらいいか」といった解決策に目を向けるようにしましょう。
「なんで」「どうして」と責められると、人は自分を守ろうとして反発してしまいます。
そうなると、こちらの話を聞いてもらうどころではなくなります。
なので、相手には「次からはこうしてほしい」と未来志向で話すようにし、自分の願望や希望を伝えるようにしましょう。
その方が、自分の希望が叶う可能性が高くなり、怒りを早く鎮められるようになります。

腹が立ったら責めたくなるのが人情ですけど、責められたら反発したくなるのも人情ですよね~。
怒りをぶつけたいだけなのか、自分の希望を聞いてほしいのか、冷静に考えて行動しないと!
まとめ

安藤俊介さんが監修された「怒りをコントロールする アンガーマネジメント」を紹介しました。
この本は、子ども向けに書かれたアンガーマネジメントを学ぶ本ですが、大人が読んでも同じく役立ちますし、むしろ時間がない大人にはささっと読めてオススメです。
ちょっとした怒りで時間をムダにしないように、怒りの対処法を知りたいすべての世代の方にオススメです。
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→ カーリル
編集後記

学校の道徳に取り入れてほしい!
昔から怒っているときの自分をコントロールする方法に悩んでいました。
この本を読んで、「ただの出来事にマイナスの意味づけをする」ことが怒りを生むという仕組みが分かり、すごく楽になりました!
アンガーマネジメントを学んで得するのは個人だけじゃなく、社会全体もだと思います。
ぜひ学校の道徳などの授業で取り扱ってほしいな~と思いました。
マイナスな意味づけで怒ってる時間を減らして、少しでも心地よい時間を増やしていきたいですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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