こんにちは、管理人のみしぇるです。
今回は厚切りジェイソンさんが書かれた「日本のみなさんにお伝えしたい48のwhy」(2015年著)を紹介します。

最近、投資の本がすごく売れているよね。

近頃、俳優としてもテレビでよく見るわ。
日本の漢字についてWhy?! Japanese people?! と叫んでいた時代が懐かしい、厚切りジェイソンさん。
今は芸人より、「FIREを達成した人」・「投資家」というイメージの方が大きいですよね。
FIREとは…Financial Independence, Retire Early movement の略。Financial Independence(経済的自立)と Retire Early movement(早期退職)を目標とするライフスタイル。wikiより
こちら↓の本の方を見かけたことがある人は、多いのではないでしょうか?
こちらの本は、なんと33.7万部売れているそうです。(2022年5月末現在)
10万部売れたら「ベストセラー」と言われるので、いかに売れているか分かりますよね!
話を戻しまして、今回紹介する本はTwitterで寄せられたフォロワーからの質問に答えたものに加えて、2015年当時のジェイソンさんが日本人に伝えたい自身の考えを付けたした内容になっています。
日本でタレントをやりながら、会社役員でもあるジェイソンさんは日本のみなさんに一体何を伝えたいのでしょうか?!
この記事はこんな人に向いています。
・厚切りジェイソンが好きな人
・行動力のある人の考え方を知りたい人
・人生を前向きに生きたい人
では早速見ていきましょう!
家の近くの図書館にあるかチェック!
→ カーリル
この本のメインテーマ

この本を通してジェイソンさんが最も伝えたいこと。
それは「一度きりの人生、無駄にしない。」という考え方。
一度きりの人生だから、楽しもう。少しだけでも自分のために生きろ。人生はなんとかなる、次の冒険が始まるだけだ。
本書より
この本を読むと、ジェイソンさんから見える当時の日本人は、自分のために生きていないということを感じます。
2022年現在、副業や投資を始める人が増え、ストレスを我慢して働くことから自由になることを求めて動きだす人が増えてきました。
でも、まだまだ多くの日本人は、良くも悪くも人の目を気にしたり、ストレスや理不尽を我慢して働いたり、 人付き合いをして、自分のために生きれていないのではないかと感じます。
そんな人にこの本は、勇気を与える内容になっています。
\目を使いたくない方にオススメ!「耳で聴く本」/
自分のために生きる方法3選
では、一度きりの人生を自分のために生きるためには、具体的にはどうすればよいのでしょうか。
この本の中から、ぜひ参考にしてほしい「自分のために生きる方法」を3つご紹介します。
他人と比較しない

現代はSNSの普及で、テレビで見かける有名人だけでなく、遠くの知らない一般人とも、身近な知ってる人とも自分と比較する機会が増えましたよね。
他人と比較することで人は「自分はこの人より幸せではない。」「自分はこの人より頑張っていない。」など自分を否定することが増えたのではないでしょうか?
ジェイソンさんも「僕はfacebookが好きじゃない。だってそこにアップされるのはただの自慢大会ばかりだもの。他人の自慢を見ていても全然楽しくないよ!」と言っています。
自分が幸せかどうか、自分が頑張っているかどうかは人と比べてどうというものではなく、自分自身が満足や納得しているかどうかに注目することが大切なのです。
ちなにみジェイソンさんの幸せの定義は、「プライベートも仕事も全てが入った形で自分が満足しているかどうか」なんだそうです。
つまりそこに、他人との比較や評価はまったく関与していません。
わざわざ時間を使って、他人の自慢を見て楽しくない気持ちになるよりも、自分が満足すること、楽しいと思うことやものを探すことに時間を使いましょう。
コントロールできないものに、力を使わない

多くの人は、周りや環境からのストレスをなんとかして減らしたい、コントロールしたいと考えると思います。
それに対してジェイソンさんは「僕はストレスを感じない。『ストレスはコントロールできないからしょうがないんだ。このことについて考えること自体がムダだ。』と悟っているから。」と言っています。
なぜそのように悟っているかと言えば、「時間も、お金も、エナジーも使える量は限られている。ひとができることは、それをどう割り当てるのかを考えるだけ。」と論理的に考えることができているから。
コントロールできないストレスと戦うのではなく、自分でできることを見つけてそれを行動すればよいのです。
ただ、理屈は分かっていても、この行動を起こすのはなかなか難しいと感じる人が多いと思います。
なぜなら、人間関係やお金に関わるものを変化させるのは、それなりに勇気や準備が必要になってくるからです。
例えば、合わないグループから離れる、引っ越しをする、転職をするなど。
でも自分の幸せを考えるなら、自分のコントロールできる範囲で、かつ実行可能なことを見つけて行動することは、価値のあることではないでしょうか。
ただ我慢するしかないという思い込みから自分を解放することができれば、ストレスも小さく感じられるようになるはずです。
目標や努力量は、低く・小さく

「千里の道も一歩から」、ということわざは有名ですよね。
大きなことを成しとげるにも、まずは手近な小さなことを積み重ねていくことによって達成できる、という例えです。
「目標や努力量は、低く・小さく」は、まさにそれを意味しているんですが、日本人はこのことわざを知っていても目標や努力量を大きく設定しがちなようです。
でもなぜ目標や努力量を小さくすることが良いのでしょうか?
それについてジェイソンさんは「高い壁を見上げてるだけじゃ、何も進まない。低い壁でも毎日飛び続ける方が、成長につながるよ。」と答えています。
何かを成し遂げるために、かっこいい目標や大きい努力量を掲げたところで、自分がそれをできなければ意味がありません。
できない、続かないと思ったときは、自分がどんな状態でもできる内容や量に設定しなおすことをオススメします。
それがどんなに低い目標・小さい努力量でもよいのです。
例えば1日1つ英単語を覚える、5分勉強をする、あるいは5分スマホを見ない などなど。
「続かない」より、「こんなの努力と言えない」くらいの努力量を続けることが大きな差を生むのです。
数学的に考えられるジェイソンさんはこう言っています。
「毎日0.1%良くなるか、悪くなるかとする。一日だけではあまりわかるような差ではない。ただ1年間続くと重なっていく。
(1-0.001 )の365乗 = 0.694069… → 30.6%の-
(1+0.001)の365乗 = 1.440251… → 44%の+」
つまり、一日ちょっとずつ頑張る自分とちょっとずつサボる自分とでは、一年間で約75%もの差ができるわけです。
なにか達成したい目標ができたとき、まずは他人から認められる目標や努力量を目指すのではなく、どんな状態・状況の自分でもできる目標や努力量を設定するようにしましょう。
まとめ

当時のジェイソンさんから見て、その時の日本人は人生を楽しんでいない、自分の人生を生きていない人がたくさんいると感じられていました。
この本は、そんな日本人に自分のアイデアや考え方を発信して、参考にしてほしいというものです。
2015年から比べると、日本も新型コロナが流行したことにより時代がグッと進んだ気がしますが、まだまだ昔からの価値観や教育にとらわれている人も多いのではないでしょうか?
ジェイソンさんの考えが新しく、また100%正しいということではなく、そんな考え方もあるのか、という一つのものの見方を知れる本です。
仕事(学業)・人間関係・夢・社会などの悩みがある人は、参考になるのでぜひ読んでほしい一冊です。
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編集後記

ジェイソンがきっかけでインデックス投資始めました笑!
実はこの本は数年前に一度読んだのですが、内容を忘れていたためもう一度読み直しました。
前に読んだ時より、今回読んだ時の方が、ジェイソンの伝えたいことがグッと入ってきました。
この数年でやっとジェイソンの言いたいことが分かる体験をしたということでしょうか…笑?
今ジェイソンの投資の本が人気なようですが、私としてはこの本もぜひ一緒に読んでほしいです!
なぜなら、彼の投資の考え方も、人生の問題の解決方法も同じだからです。
自分にとっての幸福を理解し、それを実現することに時間を優先し、またその手段はコントロールできる範囲内で持続可能なものを見つけ、継続する。
とてもシンプルで、マネしやすいですよね。
あと私がこの本で知ったジェイソンの意外な点。
「僕は人の目を一切気にしていない。意識して気にしないようにしている。自由になってすごくラクになった。」と話しています。
成功している人は普通の人と違って、もともと人目なんか気にならないのかと思っていましたが、そうではなかったのが驚きでした!
意識して気にしない。
自分の人生を楽しむために、マネしたいアイデアだと思いました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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