子どもを怒っているとき、心が苦しくなることはありませんか?
私は、頭では「こんなことで怒らなくても…」、「そんなに怒らなくても…」、「そんな言い方しなくても…」と思いながら怒っていることがよくあります。(毎日か?)
そして怒った後に、自己嫌悪したり、子どもに謝ったりします…。
うちの小学生の子どもの怒られた時の反応は、
・あまり話を聞いてない
・怒られてる最中に寝ちゃう
・寝たら忘れる
という感じで、受け止めすぎないシステムを持って生まれてきたようです(苦笑)
厳しい世の中を渡っていくのに都合の良いシステムなんですが、一生懸命話しても親の話を全然頭に残してくれません(泣)
そこが真面目な親の怒りを持続・増長させる一因にもなってしまうという、やっかいな面もあります。
真面目な親、何が問題?
真面目な親は、子供の気持ちよりも自分の判断を優先するところがあります。
自分の思っているやり方を正しいと信じ、その通りにやってほしいと思ってしまう傾向があります。
それには理由があります。
そもそも人間は、自分の経験・体験からしか物事を判断できないからです。
だから、自分とは違う人間である子どもがやることであっても、「そんなやり方では、時間がかかる」「そんなやり方では、失敗する」など自分が経験したことを判断基準に、子どものことに口出しをしたくなるのです。
さらに真面目な人ほど、なんでも一生懸命なので自分の判断を尊重してもらえない、つまり言った通りにやってくれないことに怒り感じやすくなるのです。
怒りとは戦わない
では怒りを感じた時、どうすればよいのでしょうか。
まず、怒りを感じるのは人間として普通のことです。
そしてそれを押さえつけるのは大人といえでも、とても大変なことです。
子どもが話を聞かない、言った通りにやってくれない、そんなときに沸いてくる怒りは、子どもも親も悪くありません。
コントロールできる人はいいですが、それができないから苦しいんですよね!
じゃあどうすれば良いのか。
それは、現実から目を背ければいいんです!
アメリカには、ルールを破った子どもに使うしつけ法「タイムアウト」というものがあります。
タイムアウトは、悪いことをした時、決められた場所で、気持ちを落ち着かせ、自身がやった行いに対して考えさせるもの。
小児科オンラインジャーナル
それを親版にして、「逆タイムアウト」をやりましょう。(←勝手に命名)
つまり、親がその場から離れるんです。
怒りがわいてくる現実から物理的に距離を取り、心が落ち着くまで一人になりましょう。
怒りの原因が目の前からなくなると、それだけで怒りメーターが下がっていくのを感じるはずです。
最後に
「出したら片づけて!」「早く準備して!」「歯磨きしたの?!」「早く寝なさい!」などなど、何度伝えても全然変わる気配のない超マイペースな子どもに、真面目な私は毎日ひやひや、ドキドキ、イライラさせられています。
そして偉そうにも「何も分かっていない子どもに代わって、親の私がしっかりマネージメントしてあげないと!」なんて思ったりします。
親は誰でも我が子のために必死です。
必死すぎるがゆえにモンスター化しやすいので、そこは自覚しましょう(笑)
マネージメントや手助けも過ぎると、子どもが経験できるはずの体験や、そこから得られる喜怒哀楽も奪ってしまうことがあります。
せっかくの成長のチャンスを摘み取ってしまうことがないように、そのことは頭のすみに置いて注意したいですね。
ちなみに、「逆タイムアウト」をするときは、子どもに一言「ちょっとあっちで休んでくるね」などの声かけをしてその場を離れましょう。
怒った顔で無言で立ち去るということを続けると、子どもにとっては何か罰を与えられていると思う可能性もあります。
親も子どもも、人間と人間。
自分も相手も守るために、時には適度な距離をとることも手段として持っておきましょう!
離れることも「愛」の一つ♪
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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